2015年7月1日からオアフ島でビニール袋使用禁止に
2015年7月1日からオアフ島の飲食店・その他スーパーなどでのビニール袋利用に規制がかかりました。一部の商品を除き、全て紙袋や、自然分解が可能な袋の利用が義務付けられます。
違反店は1日100ドルの罰金対象です。最高で1000ドルの罰金対象となります。日本円では約12000円。なかなか厳しい罰金刑です。
自然を守ることに対してとても意識の高いハワイ。2008年のマウイ島を皮切りに、2009年のカウアイ島、その他のハワイ諸島でも2013年から順にPrastic Bag Banという条例でレジ袋を始めとするビニール袋の使用を規制してきました。
海に投棄されたビニール袋は自然分解されることが難しく、魚や亀などの生物を傷つける可能性があります。風に飛ばされたり、完全に処理を管理出来ないビニール袋はこういった環境破壊を懸念する中で、頭を抱える問題でした。
「ならばいっそ、使わなければいい。」
とてもシンプルな条例です。
常に自然が優先されるハワイが受け入れに積極的なのも不思議ではありません。
オアフ島は観光地でもあることからか、この条例が適応されず今日に至りましたが、この度の改正でハワイ州は米国全州の中で初めて、全土においてビニール袋を禁止する州になりました。
Prastic Bag Ban(プラスティックバック・バン)という言葉はあまり聞きなれませんが、実はかなりたくさんの国で既に施行されています。ちなにみBanは禁制・厳禁・差し止めといった意味です。
この条例に伴い、ワイキキを含め各小売店ではリサイクルバックの持参を呼びかけています。ドンキホーテなどでは、リサイクルバックの販売も行っています。
購入荷物が多くなる観光客の方は、お土産用にリサイクルバックを持参しましょう。
少し不便になりますがいつも私たちを癒やしてくれるハワイの海への敬意ですね。