子どもを一人にすると罪に問われる
未成年の福利を危険にさらした罪
幅広い年齢層に人気のハワイでは、お子さま連れでハワイへ渡航される方も非常に多く、親子留学としても大人気の場所です。
ただし、お子さまと一緒にハワイに滞在する際、私たち日本人には馴染みのない、気をつけるべきルールがあります。
12歳以下の子どもを13歳以上の保護者なしで放置した場合、未成年を危険に晒したとして、親(保護者)は罪に問われる可能性があります。
防犯意識の高いアメリカならではですが、基本的に小さい子どもを一人にすることは出来ません。ハワイ州は、明確に法律として留守番が認められる年齢が決まっているわけではありませんが、12歳以下の子どもを独りにすることは未成年の福利を危険に晒すことを禁止しているハワイ州法の違反になります。ベビーシッターの雇用などが当たり前になっているのもこのルールが背景にあることの影響と言えます。夫婦で出かける際にベビーシッターを依頼したり、子どもを学校へ送り迎えするといったシーンを映画などでよく見ますが、これらはこのルールに基づくものです。学校への通学はスクールバスや保護者の送迎が義務付けられている場合がほんとんどです。
鍵っ子や、小学生一人でお留守番するなどが割と当たり前になっている日本では馴染みのない事なので、旅行中にもうっかり子どもを一人にしてしまうということが発生しかねません。
ホテルの部屋でお留守番をさせることはもちろん、ホテルのロビーで一人で待たせること、ショッピングモールなどで目を離したり、公衆のトイレなどを一人で使わせることも、ルールに反する行為になります。少し離れた売店や、コンビニに買い物に行くのに、ビーチで一人にさせることも控えましょう。
子どもたちを守るということに関して特に意識が高い現地の人は、違反する行為にも厳しく、実際に通報されるケースも少なくありません。通報され事情聴取を受けることになる旅行者も実際にいますので、日本人だから知らなかったということでは思わぬトラブルにもなりかねません。
日本では公共の場でたまに見かける、泣く子どもを置いて行くふりをしたり、大きな声でしつけをすることに関しても、児童虐待と見なされ通報されるケースもあります。
ハワイの常識に対し、正しい知識を持ってお子さまとのハワイ滞在を楽しんでください。