交流訪問者ビザ
就業ビザ取得はハードルが高い
今回はアメリカで働いてみたいという方に必要なビザについてです。
就業ビザで働くという認識が一般的ですが、アメリカでの就業ビザ取得は非常にハードルが高く、いきなりの取得は困難です。
研修として企業に所属し、報酬として収入を得る方法として必要なビザをご紹介します。
交流訪問者ビザという名称をあまり聞き慣れないかと思いますが、アメリカ国内で人材や知識、技術等の交流を目的としたトレーニングプログラムに参加したり、インターンシップとして企業実習を受けるためのビザです。
まず大前提として、米国には他の国のようなワーキングホリデーの制度はありません。なので、ワーホリビザを取得して入国後、現地で職を探すといった活動はできません。
インターンに必要なJビザ
現地で働くことを希望であれば、研修先企業を見つけ、交流訪問者ビザを申請する必要があります。
これがJビザといわれるものです。
実質、Jビザでの入国がワーキングホリデー制度の代用とされていますが、研修ビザはあくまで交流目的、企業研修目的のビザです。
受け入れ先企業を渡米前に決定し、認定NPO団体等に企業審査を依頼します。外国人研修生を受け入れ可能な企業と認められれば必要書類DS-2019を発行してもらい、アメリカ大使館でビザ面接を受けます。DS-2019には受け入れ先企業の詳細やトレーニングプログラムについてが記載されています。プログラム内容の確認も含め、面接が行われます。
就労に必要な一定の英語力が必須
申請条件も様々です。
Jビザの申請目的に語学留学の意味合いはありません。そのため、申請には米国の企業で働ける、一定以上の英語力が必要です。
ワーキングホリデーのように働きながら英語を取得したいという方が申請を希望されるケースもありますが、大使館面接も英語で行われますので、まずは一定の英語力が必要となります。語学留学後の次のステップの留学といったイメージです。
海外の企業で所属し、ビジネススタイルを体感することは、とても大きな経験になります。基礎英語力をアップするための目標設定や長期語学留学の計画も、ぜひご相談ください。