ハワイの入国審査で尋ねられる3つのこと
旅行で訪れる際に必ず通らなければいけないのが入国審査です。
英語を話さなければいけないということもあり、緊張してしまう方も多いのではないでしょうか。
日本人観光客が多いハワイでは滞在予定のホテルや滞在日数がはっきりしていれば、大体の場合は問題なく通過できます。
こちらでは、入国審査の手順や入国審査で尋ねられる内容、注意するべきことなどについて解説します。
入国審査の流れ
① 入国手続き
飛行機を下りたら、「Immigration(入国審査)」の文字に従って進んでください。
アメリカ市民、グリーンカード保持者以外の人が並ぶESTA/Not-Resident(非居住者)の列へ並びます。
自動入国審査の端末APC Kioskがありますので、読み取りの為のパスポート、フライト情報確認の為の航空券持って列に並んでください。
以前は「I-94W」といわれる入国カードを機内で記入して提出していましたが、アメリカは国土安全保障省のESTA導入により、現在入国カードの記入は必要ありません。
機内で記入していた税関申告書も、APCの手続きで同様の質問に回答しますので、必要ありません。
パスポートのスキャン、指紋の採取、顔写真の確認も自動機で行われます。
ご自身でオペレーションに沿って手続きを行い、最後に発行されるレシートを持って、有人の入国審査に向かう流れとなります。
お子さま連れの方、また学生ビザ等で入国される場合は自動機を使わず、そのまま従来通り、有人の入国審査に進みます。
② 入国審査
自動機で受け取ったレシートを持って有人の入国審査を受けます。
入国審査では以下の3つのことを尋ねられます。
入国の目的
What is the purpose of your trip?
あなたの旅の目的は何ですか?
「Trip(トリップ)」の代わりに、「Visit(ビジット)」で尋ねられる場合もあります。
目的が観光の場合は、「Sightseeing(サイトシーイング)」と答えましょう。
目的が留学の場合は、「To study English(トゥー・スタディー・イングリッシュ)」と答えましょう。
ただし、学生ビザを取得しない場合(3ヶ月未満の留学、または授業時間が週に18時間未満の場合)は「To study English」と答えると、入国審査官を混乱させる可能性があるので、観光(Sightseeing)と答えてください。
滞在先
Where are you going to be staying?
あなたはどこに滞在する予定ですか?
「At Hotel(ホテルに)」や「At my friend’s house(友達の家に)」などと答えてください。
たまに詳しい住所を聞かれたりします。
Do you know the address of you’re staying?
滞在先の住所は分かりますか?
税関申告書にも記入欄がありますし、ESTAの申告の時に滞在先の住所を入力しておくと、情報が反映されるのでスムーズです。
ホームステイをされる場合は、「At my host family’s house(ホストファミリーの家に)」と答えて、必ず詳しい住所を把握しておきましょう。
滞在日数
How long are you going to stay?
どのくらい滞在しますか?
滞在日数はご自身の予定で「One week(1週間)」、「Five days(5日間)」など答えてください。
帰国の日付を聞かれる場合もあります。
When are you going back to Japan?
いつ日本に戻る予定ですか?
帰国日の日付を伝えてください。
英語が分からなかった場合は慌てずに
質問の方法は様々ですが、質問の内容は同じなので、英語の質問が分からない時は慌てないで、審査官の反応を待ちましょう。
英語が伝わっていないと分かれば、「For sightseeing?(観光?)」、「For job?(仕事?)」、「One week?(1週間?)」「Five days?(5日?)」など、答えのヒントをくれたりします。
③ 税関検査場で最後の質問
入国審査でも提出したレシートを持って、列に並びます。
申告品のある列とない列に分かれます。
申告品がある場合、荷物の確認があります。
特に申告品がない場合は、そのまま出口に進めます。(職員の判断で荷物の検査がある場合もあります)
荷物を確認してもらい、無事入国となります。
入国審査で別室に通されても慌てずに
万が一、別室に通されても慌てずに対応しましょう。
ハワイなどでは、別室に通された時点で、「えいごだいじょうぶですか?」と確認してくれる可能性が高いので、無理せずに日本語での対応をお願いしてください。
出入国の回数や旅程などによって、入国審査官の判断で別室行きになることもありますが、余程、挙動不審にならない限り、入国拒否になることはありませんので、緊張せずに冷静に審査を受けましょう。
入国審査は緊張してしまうかもしれませんが、旅のスタートを切るイベントと捉えて、英語のコミニュケーションを楽しむ姿勢で挑戦してみましょう。