セブ留学とハワイ留学を徹底比較
リゾート留学という言葉を最近ではよく耳にするようになりました。一口にリゾート留学と言っても候補地はたくさんあるかと思います。
ハワイ留学が第一希望の方も金銭的な面で他の留学地を検討されている方も多いようです。その中でも、セブ島留学はハワイとはどう違うのかというところを、今回はお問い合わせで頂いた質問や体験談も踏まえて具体的に比較してみました。
土地柄について
<ハワイ>
太平洋に位置するアメリカの州で英語は公用語。ワイキキでは日本語が通じる店も多いが、郊外や住宅地では英語が必要。
世界中から観光客を集める人気のリゾートで治安も良く、さらに安全な生活環境を保つためにワイキキ界隈では頻繁に警察によるパトロールも行われている。ワイキキビーチは街に隣接し、ショッピングとビーチが同時に楽しめる。
湿度が低く、温暖な気候。ワイキキ界隈は夜も人通りが多く、警察も多いので夜も比較的安全。住宅街は電灯が少なく暗いので、遅い時間の外出は注意が必要。
<セブ>
フィリピン中部にある島でネイティブ言語はセブアノ語。マニラに次ぐ都市と言われる。
街中では英語が通じないことも多い。英語を話せるのは若い学生や、観光客の多いレストランなどの店員さんが初級から中級レベルで話せる程度。日本語も、もちろん通じないのでローカルな売店などでの買い物は苦戦する。
一般的にセブリゾートと言われるのは東海岸に位置するマクタン島で、語学学校などがあるセブの中心地からは車で1時間から2時間。セブシティーは開発中の土地が多い。日本の夏と同じく、湿度は高め。
貧富の差があるため、ストリートチルドレンも多く、観光客や留学生を狙ったスリが多発するため、注意が必要。
語学学校について
<ハワイ>
ワイキキ界隈に複数、語学学校があり通学もしやすい。語学学校の数が多いので、各校とも独自のメソッドや料金設定、プログラム、講師の質など、しっかりとしたカリキュラムを提供し、留学生へ多様なアピールをしている。
ハワイならではのアクティビティーを提供している学校や、カナダやアメリカ全土に分校を持つ語学学校もあり、ヨーロッパ圏の生徒が多くインターナショナルな雰囲気の学校もある。ビザなしの生徒は半日のスケジュールでレッスンを受け、午後はアクティビティーなどに参加できる。観光としての時間を割くことも可能。
<セブ>
数はたくさんあるが、日本人に人気の施設の整った語学学校は限られる。最大の魅力として、格安で長時間のマンツーマンプログラムを提供している学校が多い。
数が多いため、優良な学校を見極めることが必要。韓国資本校やコンドミニアム滞在型の学校など各校の個性があり、自分にあった学校を選べる。終日のレッスンがスタンダード。1日8時間から10時間のレッスンでスケジュールは朝8時から夕方5時までなどが多い。
料金について
<ハワイ>
参考例 | |
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授業(16時間/週) + 学生寮の一人部屋 |
約37万円 /月 |
授業(16時間/週) + ホームステイ料金 |
約25万円 /月 |
<セブ>
参考例 | |
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授業(35時間/週) + 学生寮の一人部屋 |
約20万円 /月 |
体験談
<ハワイ>
- どうしてもハワイが良かったので、期間を短くして予算に合わせて留学した
- 短期でも住んでいる感覚になれたのでハワイにして良かった
- 英語圏のリゾートに留学したかったので、ハワイが第一希望だった
- 観光と合わせて、リゾートで暮らす経験として、ハワイ留学はすごく良かった
- 芸能人が多かった
- ワイキキでは日本人も多いけど、少し離れれば想像するアメリカそのものだった
- 学生寮の料金が短期では割高
<セブ>
- 安い料金で全寮制のように学べて、文字通り英語漬けだった
- マンツーマンレッスンが安いのは魅力だった
- 食事付きの学生寮で便利だった
- 先生が若い学生のアルバイトが多かった
- 想像していたリゾート感は学校の近くでは感じられなかった
- 観光できる場所は少なかった
- 街中では英語の実践は出来なかった
まとめ
ハワイという土地柄は憧れで選ぶ方も多いので、帰国後の体験談は「満足した」、「また行きたい」というお話ばかりです。英語留学の経験としてのみでなく、総合的に充実した経験になったと感じる方が多いようです。同じリゾート留学として比較されるハワイとセブ島ですが、実際には異なる点が多く、何を優先するかによって選択は異なってくるかと思います。
セブでは、レッスン時間も長いことから、英語に向き合う時間が増えます。学校の施設でしっかりと1日中英語漬けになりたい方には好評です。一方で、リゾート留学として賑やかな街の雰囲気や、海やマリンスポーツなどを期待している人には少し違うイメージとなるようです。