ハワイ留学カウンセラー
2014.10.18(更新日: 2020.3.21)

ハワイで銀行口座を開設するメリットと必要書類や手順を解説

ハワイでは旅行者や留学生でも、銀行口座を簡単に開設することができます。

アメリカではソーシャルセキュリティーナンバー(社会保障番号)がなければ、銀行口座の開設をすることができないのですが、ハワイではパスポートがあれば、銀行口座を開設することができるためです。

こちらではハワイで銀行口座開設に必要なもの、口座開設までの流れ、注意しておきたいことなどを解説していきます。

ハワイで銀行口座を開設するメリット

アメリカはクレジットカード社会です。その証拠に様々なシーンでクレジットカードが必要になります。

ホテルのデポジット(保証金)やレンタカーのデポジットとして、クレジットカードの情報提示を求められることも多々あります。また、ネットでの買い物などは日本のように着払いや代引きのシステムはほとんどなく、クレジット決済のものが一般的です。

しかし、海外で日本のクレジットカードを使用すると、海外手数料が発生しますし、為替レートの影響も受けるので、気軽には使いづらい部分があります。

ハワイで銀行口座を開設すると、クレジットカード(デビットカード)を利用することができるようになります。現地の口座からの引き落としになりますので、手数料もかかりませんし、為替レートの影響も受けません。

家賃の支払い等に関してはパーソナルチェック(個人小切手)が使われることも非常に多く、アメリカで長期生活をすることが決まれば、銀行口座を作成しておいた方が色々と便利です。

ハワイの銀行口座は2種類ある

アメリカで一般的な銀行口座として、「Saving Account(セービング口座)」と「Checking Account(チェッキング口座)」の2つがあります。

日本で言うところの普通預金にあたるのがセービング口座で、こちらは利子がつき、長期的にお金を預ける際に使われます。

また、当座預金にあたるのがチェッキング口座で、こちらは利子がつかない場合がほとんどで、主に支払い口座として利用されています。

アメリカではチェッキング口座がよく使われています。

Checking Account(チェッキング口座)を開設しよう

パーソナルチェックを発行できたり、クレジットカード(デビットカード)に紐付いているのがチェッキング口座になりますので、こちらを作成しましょう。

デビットカードとは、口座とオンラインで連動している引き落とし型のクレジットカードのことで、口座残高の範囲が使用限度額となりますが、1日の利用上限があります。

基本的に即時引き落としになるので、口座の残高が足りなければ利用することができません。

アメリカでの就労経歴がないと、アメリカでクレジットカードをすぐに取得することは難しいので、旅行者や留学生にはこのデビットカードが非常に重宝します。

ハワイの主な銀行

ファースト・ハワイアン・バンク

ハワイで最も歴史のある古い銀行です。ハワイで不動産を持つ人などに人気の銀行で、日本人向けの不動産ローンも提供しています。日本との交流や提携も豊富で、日本語スタッフも駐在しており、電話サポートに関しても日本語対応を迅速に行ってくれます。

バンク・オブ・ハワイ

ATMの数が非常に多く、ハワイで最も優れた銀行としても評価が高い人気の銀行です。外国人の口座開設に積極的に取り組んでおり、非居住民対象の国際部が設置されています。デビットカードはハワイアンエアラインのマイルが貯まるものが人気です。ワイキキ支店では3階に日本人専用カウンターが設けられていて、日本語での対応も充実しています。

セントラル・パシフィック・バンク

日本人へのサービスが充実しており、ATMの日本語操作も可能なほか、ワイキキ支店には常に日本人スタッフが駐在しています。日本語のウェブサイトや日本語専用のコールセンターもあり、アフターサービスも充実していて安心です。

ハワイで銀行口座開設に必要なものと口座開設の流れ

ハワイで銀行口座を開設するには、以下の2点が必要です。

  • パスポート
  • 口座への初期入金費用(銀行や口座の種類により異なる)

日本語での対応もしてもらえます

銀行の一般カウンターで口座を開設することを伝えましょう。

親切なスタッフの方は日本語のスタッフ対応が良いかどうかについて聞いてくれますので、必要であればお願いしましょう。日本語対応について聞かれなければ、こちらからお願いしてください。

銀行によっては順番待ちリストに日本語対応希望と記入する欄があります。

「W-8BEN」という書類の記入・提出が必要

口座開設書類の記入を済ませ、口座開設のための初期入金費用を支払います。

プリントされた登録内容を確認して、書類にサインをしますが、このときに「W-8BEN」という書類の記入・提出が必要です。この書類を提出することで、アメリカ非居住者であることの証明となり、アメリカでの納税申告の対象外となります。

1週間程度で登録した住所へ銀行のカードが送付されてきます。

別便で暗証番号(PINナンバー)も送られてきます。
PINナンバーの変更も可能です。

ハワイの銀行口座で注意すること

  • 最低預金口座額を下回ると、手数料が発生する種類の口座があります。
  • 一定期間利用が無い場合、休眠口座になり、口座維持のための手数料がかかる銀行もあります。1年以上利用しないなどで休眠口座になることを避けるためには、小額でもいいのでデビットカードなどを利用し、口座残高を変動させましょう。
  • 銀行カード(デビットカード)は通常郵便で届くので、セキュリティーのために、口座を作成した銀行でのアクティベートが必要な場合があります。アクティベートとは電話もしくは支店で手続きを行い、発行されたカードを有効化することです。
  • 日本の銀行と異なり、ATMでの残高照会にも手数料が発生する場合があります。


ハワイで銀行口座を作るのは難易度が高いように感じられるかもしれませんが、ハワイではパスポートがあれば銀行口座を開設できますし、日本語でのサポートも充実しているので、比較的簡単に口座を開設することができます。

ハワイの銀行口座を持っていると、ハワイで長期滞在生活する上で、便利な部分がかなり多いので、積極的に利用しましょう。

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