グレース・ピリオド
グレース・ピリオドとは
教育機関にI-20(入学許可書)を発行してもらい、F-1ビザを取得して渡米した後、留学を修了した留学生は自国へ帰国するための準備期間としてプログラム終了から原則60日間の米国への滞在が認められます。
これをグレース・ピリオドと呼びます。帰国猶予期間のことです。
学生としての留学を終えた自分へのご褒美として、アメリカで観光などを満喫される方がほとんどです。アメリカ本土への旅行も可能です。一度アメリカ国外に出国した時点でグレースピリオドは完了しますので注意しましょう。これはあくまで帰国準備として与えられた期間であることをしっかりと理解しておきましょう。
I-20のプログラムに参加した留学生はグレース・ピリオド付与の対象になります。プログラムを修了することが条件です。学校を中退した場合は15日以内に出国することになります。期間は原則I-20に記載されたプログラム終了から60日ですが、プログラムの期間によって短く設定されることもあります。グレース・ピリオドは入国時に入国管理局のオフィサーによって決定されます。
注意することは?
グレースピリオドの期限は必ず守ってください。出国の日程は余裕を持って決めましょう。
60日間ぎりぎりで出国の予定を立てて、万が一フライト欠航などで出国出来なかった場合でも、理由に関係なくオーバーステイ(移民法違反)になります。不法に滞在した記録として残るので、その後ビザなしでのアメリカ入国は一切出来なくなります。実際にはビザの申請も難しくなるので、アメリカへの入国自体が困難になると認識してください。
学生ビザを取得しての留学はいろいろな可能性が広がります。正しい知識で留学をより充実したものにしましょう。