ハワイが全米で最も治安が良いと言われる理由
ハワイは全米でも最も治安が良い州と言われています。
その理由としては「Gun control(銃規制)」が挙げられます。
なぜハワイは治安が良いと言われているのか?
「Gun control(銃規制)」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
アメリカで最も治安が良い州として知られるハワイでは、2016年にアメリカで初めて銃所持者をデータベース化する銃規制法案が成立しました。
FBIのデータベースを使って、治安の維持を管理
FBIが適用しているこのデータベース制度は「RapBackシステム」と呼ばれるもので、登録されている銃の所持者が米国内で、何かしらの犯罪への関与で逮捕された場合、所持者の所在地に該当する地方警察当局(つまりハワイの当局)へ連絡が行く仕組みとなっています。
ハワイ当局はその連絡をもとに、犯罪者である銃保持者がその後も継続して銃を所持する権利があるか判断することが出来ます。
ハワイ州内の銃保持者の犯罪との関連を把握することで、同時にその合法性をや安全性を確認できるとされています。
観光地だからこそ治安の強化に取り組んでいる
銃保持者の名前が、データとしてFBIの監視下におかれることについて、銃所持の権利を主張する「NRA(全米ライフル協会)」との衝突もあるようです。
ハワイ州のデイヴィッド・イゲ州知事は、「コミュニティーの安全と責任を持った銃保持のための法令」で「このシステムは、法的機関がハワイの住民と観光客のみなさんの安全を確保するために必要な手段である」と述べ、あくまでハワイ州での銃保持は犯罪とは無縁のものである方向性と認識をアピールしたと思われます。
ハワイは銃規制に力を入れている
この法案と同時に、ストーカー歴や性的犯罪を犯したことのある市民の銃保持の禁止、精神的疾患があると判断された人、過去に緊急もしくは強制的に精神病院に入れられたことのある市民の銃保持の禁止という法案も同時に成立されました。
最も銃と無縁なアメリカと言われるハワイ州ですが、今後も世界中から観光客を集める南国のリゾートとして、その平和なイメージを保って欲しいと願います。